HOME > アクリルについての役立ち情報 > アクリル什器についての基礎知識 > アクリル什器の製作に使われる加工技術

アクリル什器の製作に使われる加工技術

加工性の高いアクリルを使ったアクリル什器

透明性が高く、成形が容易なプラスチック樹脂であるアクリルは
曲げたり溶接したり接着したりとさまざまな加工を施す事が可能です。
そのため、商品に合わせた形状に成形する必要がある商品陳列用の什器に
多く使われています。アクリルはその他にも高い耐久性や耐候性を持つため
店舗に長時間設置される事になる什器には最適な素材だといえます。
ここでは、そのアクリル什器の加工技術について見ていきます。

アクリル什器の製作に使われる加工技術

●レーザー加工
レーザーを照射し熱でアクリルの切断・彫刻する加工方法です。
レーザー光線をコンピュータで制御する事で、手彫りでは難しい繊細な
デザインも正確に施す事が可能です。加工が一つずつのため量産に向かない、
分厚い物には使用できないなどのデメリットもあります。

●プレス成形
加熱炉で素材を均等に加熱・軟化させ、型に押し当ててプレスや空気圧で
成形する加工方法です。型さえあればR曲げ加工やドーム成形などの
複雑な形にも成形する事ができます。そのため、アクリル什器だけでなく、
ディスプレイ、照明カバーなど様々な用途に広く使われます。

●鏡面加工
アクリルそのものの美しさを最も活かす事ができる加工方法です。
鏡のように光を反射する状態を作り出す方法で、加工には幾つか方法があり
一般的なのはダイヤモンドの刃物を使って削って光らせるという方法です。
デメリットとしては、大きなモノは難しいという点と高コストであるという点です。
アクリル什器への使用としては、化粧品什器など特別な美しさが求められるものに
最適な加工方法だといえます。

このように成形が容易なアクリルには、さまざまな加工技術が存在します。
エムプラスチックでは、このような技術を駆使してお客様の求める
理想のアクリル什器製作のお手伝いをしております。

一覧に戻る»

アクリルディスプレイやアクリル製品に関するお問い合わせはこちら