ディスプレイが重要なワケ
ビジュアル・マーチャンダイジング(VMD)
と呼ばれる店舗運営の考え方があります。
「商品の見せ方」を最適化することからスタートして、
ブランディングや仕入れに至るまでをマネジメントするという手法です。
有名デパートや百貨店などでは、
こうした考え方を採り入れることによって、
大きく売り上げを伸ばしているとの報告もあるようです。
多くのモノがあふれ競争のきびしくなっている小売業界では、
商品の見せ方1つがお店の死命を制すると言っても過言ではないでしょう。
プライスカードとはいわゆる値札のことですが、
VMDにおいて決しておろそかに扱えるものではありません。
来店したお客様は2本の脚で店内を自由に移動します。
しかし同時に視線も活発に動いています。
視覚を通じてスムーズに情報が流れこんでくることで、
お客様の購買体験は最大化されると言えるでしょう。
ですからプライスカード1つとっても
見やすい場所に見やすい角度で設置することが大事になるわけです。
例えば大量仕入れで鳴らす大手ディスカウントストアの店内を想像すれば、
このことを納得いただけるのではないでしょうか。
雑然とも言える陳列には業種ならではの合理性があるにしても、
見ているだけで気疲れしてしまう方も中にはいらっしゃることでしょう。
アクリル製プライスカード立ての活用
アクリル製ディスプレイならお客様に強く訴求できる売り場づくりが可能です。
一例として「何でもないシャツ」を想像してみてみましょう。
これがありきたりのハンガーに何着も掛けられていて、
それぞれに紙の値札が付いている場合と、
たっぷり空間を取った展示スペースに折り畳まれて、
アクリル製ディスプレイによるプライスカードが提示されている場合。
どちらも何でもないシャツであることには変わりないのに、
後者のほうがずいぶん値打ちがありそうに感じられませんか?
すなわちアクリル製ディスプレイには、
ただ使うだけで商品に付加価値を与える効果があると言えるでしょう。
こうした効果が働くにも関わらず、
アクリル製ディスプレイそのものは決して主張しない点もポイントが高いです。
ディスカウントストアの例で触れたように、
視覚情報が多すぎるのも問題があるからです。
たとえプライスカード用に作られたアクリル製ディスプレイであっても、
その用途は値札に限定されるものではありません。
手作りの小さなPOPや展示会などで作品を説明するキャプションカードを挟み込めば、
「何でもないシャツ」に及んだのと同じ恩恵がカンタンにもたらされます。
何でもない雑貨のようにも見えるプライスカード立てが、
意外と大きなメリットを秘めているわけですね。
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