C型リングを使った腕時計のディスプレイ
腕時計のディスプレイと聞いて思い浮かべるのはどんな光景でしょうか?
雑貨店を想像された方は、
もしかしたら平置きの売り場を想像されるかもしれません。
しかし、大抵の方はC型リングを使ったディスプレイ方法ではないでしょうか。
C型リングとは、腕時計の盤面が正面になるように配置できるアイテムのこと。
高級時計店のみならず、C型リングを使った陳列は
時計を扱う店でよく取り入れられています。
このC型リングを初めて取り入れたのは、有名な腕時計のセレクトショップでした。
狭い売り場をどうしたら有効活用できるのかと考えた結果、
平置きではなく立体的に腕時計を置く方法が採用されました。
しかし棚に腕時計を置いていくと、目線よりも上の高さにある商品は
肝心の文字盤が見えなくなってしまいます。
そこで考えられたのが、腕時計を立てて陳列できるC型リングでした。
今では当たり前のように採用されているディスプレイ方法ですが、
当時としてはとても画期的な陳列スタイルだったのです。
アクリルディスプレイとC型リング
C型リングを使った陳列は、狭い売り場をいかに有効活用するか
というところから生まれたアイデアでしたが、
結果的にとても理にかなった陳列方法となりました。
商品はお客様が実際に使用されている状態で陳列することで、
購入後のイメージを膨らませることができ、購買意欲につなげることができます。
また腕時計の場合、机に置いた状態で使うことはまずありません。
C型リングに巻き付けた状態で陳列されていれば、
腕に巻いた時の光景をイメージすることが簡単にできます。
これにより、腕時計の売り上げが格段に上がりました。
腕時計が一つ一つ立体的に展示されていることで、
高級感を出すこともできるでしょう。
しかしここでまた問題が発生します。
C型リングの材質の問題です。
商品の腕時計が高級品であるにもかかわらず、
ディスプレイアイテムがチープなプラスチックではどう見えるでしょうか?
商品は、豪華に陳列されていれば高価に、
適当に置かれていれば安価に見えてしまうものです。
そこで、アクリルディスプレイの出番となります。
アクリルディスプレイは高級感を演出するのに最も適した材質と言えます。
ガラスのように美しく透き通ったアクリルディスプレイですが、
ガラスよりも容易に成形でき、透明度も高いのです。
また、色を黒にすれば、艶やかな質感に
重厚感や大人っぽさをプラスすることもできます。
C型リングをアクリルディスプレイにすることで、
高級腕時計の価値をより向上させて、売り上げアップを図りませんか?