アクリルは万能なの?

アクリルが万能と言われる理由

ディスプレイに使われている素材の中でも、
特にアクリルは様々な使い方ができることで知られています。
様々な使い方ができるのは、万能とも言える多くの長所を持っているからです。
ディスプレイに使用する素材として不可欠なのは透明度が高いことですが、
アクリル素材はガラスよりも透明度が高いことで知られています。
ディスプレイの外側からでも中の物が鮮明に見えるため、
店舗での商品展示にも広く利用されています。
さらにこの素材は耐久性が高いという長所もあります。
アクリルが万能と言われる理由ガラスは透明性の点ではディスプレイに向いていますが、
衝撃に弱いために、外部から力が加わった場合は簡単に割れてしまいます。
これに対して、アクリルはガラスと同等に透明な上に、
外部から物理的な力を加えられても割れにくいため、
ガラスよりも使い勝手が良いと言われるのです。
しかし、必ずしも全てにおいてガラスに性能が勝っているかというと、
決してそうとは言い切れないのも事実です。
ガラスの方が優れている点としては、まず価格の安さがあげられます。
同じ程度の大きさのものなら、ガラス製ディスプレイの方が安価です。
その一方でアクリルの方が長期間利用できるという長所があります。

リサイクルもできる優れた素材

アクリルが万能と言われるのは、リサイクルができることもその理由です。
現在、石油をはじめとする化石燃料の埋蔵量の減少は世界的な問題ですが、
アクリル素材を使用することで、そうした環境問題に貢献することができます。
リサイクルできない素材から作られたディスプレイは、
壊れたり不用になった場合に、ただのゴミとして燃やしたり、
埋め立て用の資源にするしかないのですが、
そうした行為は資源の無駄使いであり、
また埋め立てる場合には環境の悪化も懸念されます。
リサイクルもできる優れた素材しかしアクリル素材はリサイクル使用ができるため、
使わなくなったものを再利用して別の製品を作り出すことが可能なのです。
リサイクルの方法自体も進化しています。
かつては高い温度で融解させたものをリサイクル原料として使用していましたが、
最近ではより簡単にリサイクル利用ができる方法も開発されています。
紫外線に対して強いことも、アクリル素材が万能といわれる理由の一つです。
ガラスよりも多くの紫外線を吸収することができるため、
中に入れたものに紫外線が届きにくくなります。
そのため、内部の商品や封入物の劣化を防ぐことができるのです。
こうしたことが、アクリル素材が様々な場面で活用され、
万能といわれる理由となっています。

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