実は地震に弱いガラスディスプレイ
楽器店の経営者の方は、震災対策について悩む機会が多いでしょう。
従業員の避難訓練をはじめ、棚やディスプレイケースの倒壊防止策などは、
既に済んでいる場合も多いかと思われますが、
見落としやすいのが、ガラス製のディスプレイケース自体の耐久性です。
東日本大震災の際も、実際にガラスにひびが入ったり、
倒れてきた什器によってガラスが割れ、高価な楽器が傷ついた事例があります。
一つ一つの展示品の金額が高いために、
楽器店は一度の地震で多額の損害を被りやすいと言えます。
地震から高価な楽器を確実に守るためには、
衝撃に強いディスプレイケースの導入が必要となります。
また、ガラス製のディスプレイケースのもう一つの欠点は、
ケース自体の価格が高いという点です。
楽器店のでは、チェロやコントラバス、トロンボーン等の大型楽器を展示するため、
サイズの大きいディスプレイケースが多くあります。
大きな地震でケースが全て損壊した場合は、
原状復旧のために数十万~百万円単位で修理費がかかることになってしまいます。
楽器が傷つくだけでなく、ケースの修理費で多額の出費が予想されるにも関わらず、
対策を講じずに放置するのは、重大な経営リスクであると言えるでしょう。
楽器店の震災対策にアクリルディスプレイを
ガラス製のディスプレイケースによる震災時のリスクを、
安全で安価に解消してくれるのが、アクリル製ディスプレイケースです。
アクリル製ディスプレイケースの最大のメリットは、
ガラスに比べて耐衝撃性が格段に高いという点です。
地震の強いエネルギーでもヒビが入らず、
硬い物がぶつかっても割れにくいため、ケース内の楽器を確実に傷から守ります。
また、アクリル素材は加工が容易であり、ガラスと比べて軽量であるため、
同じサイズでもガラス製ケースに比べて大幅に安価なのがもう一つのメリットです。
よって、仮にケースに傷がついても、
ガラス製のケースに比べれば修繕コストがおさえられるのです。
一方で、アクリルはガラスに比べてどうしても外観が安っぽくなるのでは、
との懸念を持たれやすいのも事実です。
しかし、高品質なアクリルディスプレイケースなら、
ガラスに劣らず美しい外観を保つことができるので、
楽器店にとって重要である高級感や重厚感を演出でき、
震災対策だけでなく店舗イメージの向上の一助にもなるという、
まさに隠れたメリットに満ちているのです。